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2023年7月13日

SHOES

革靴のソール交換ってどんな感じ?金額は?メンテナンスについてのお話です。

普段から革靴を履いている方は、革靴のメンテナンスについては、ある程度ご存知なのではないでしょうか?
しかし、ソール交換となってしまうと、どのように行うのかご存知でない方も多いのではないでしょうか?
高級紳士靴を愛するリタリオリブロとしましては、少しでも多くの方に、革靴の素晴らしさをお伝えしたいと思いますので、オールソールなぜ行うのか。
オールソールの利点など、革靴の魅力をお伝えして参りたいと思います。

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革靴のメンテナンスについて

まず、革靴をお履きの方には、「知ってるよ。」と言われてしまいそうですが、簡単にメンテナンスの方法について話していきたいと思います。
高級紳士靴を手にしたら、出来るだけ長く綺麗に履きたいですよね。

「履く前から履くことを考える」

新品で革靴を購入した際など、一度履いて歩いた瞬間から、靴はどんどんキズが入っていきます。
大切な革靴ですから、少しでも長く、綺麗に履きたいものですよね。
リタリオリブロ的にお話しすると、綺麗に使う事で売却時の価格も大きく変わるんです。
だからまず、地面に下ろす前、または多少履きならした後に、以下のような対策を行う事をお勧めします。

ソールにハーフラバー加工を施す。
ソール全体をラバーで覆うのではなく、前半分をラバーソールで覆うもの。
半カラス仕上げのように土踏まず部分は元々のデザインを活かしているので、美観を大きく損なうことなく使用できます。

トゥの補強を行う。
次に、トゥの部分を補強する金具、トゥスチールを取り付ける。
こちらは、爪先からすり減り、ウェルト破損してしまうのを防ぐことが出来ます。
歩き方の癖にもよりますが、爪先の減りが早い方は、極端に革靴の寿命を短くしてしまいます。
スチールではなく、ゴムタイプもあるので、お好みや予算に合わせて取り付けると良いでしょう。

「履いた後は休ませる」

革靴を履いた後は、足から出る汗や雨などによる湿気、地面からのほこりや砂など様々な汚れが付着しています。
放置しておくと、すぐにカビやシミが出来たり、革がひび割れてしまったりと、取り返しのつかないことになってしまいます。
本格的なメンテナンスは月に1回程度で良いとしても、普段から簡単なメンテナンスを行う事をお勧めします。
履いた後は、全体を軽くブラッシングして、汚れやほこりを取り除きます。
馬毛のブラシなど、革靴専用のブラシが多くございますので、これらを使用すると良いでしょう。
次に、湿気を取るために、風通しの良いところでお休みさせます。
シューキーパーを入れることで、型崩れを防ぐことが出来ますが、脱いですぐは湿気が多いので避けた方が良いでしょう。
ソールが濡れている場合などは、地面から浮かせた形で休ませます。
また、いくらお気に入りでも、一足を履き続けると休ませることが出来ず、どんどん傷んでしまいます。
数足をローテーションで使用すると良いでしょう。

「月に1回のご褒美を」

月に1回くらい、少し時間を掛けて手入れをします。
靴ひもやストラップなどは事前に外して、靴をリラックスさせてあげます。
もし、汚れが目立つ場合は、リムーバーなどの汚れ落としで、表面をきれいに拭きます。
初めて行う際は、シミなどの恐れがあるので、目立たない所で試してくださいね。
スエードの場合は、専用の消しゴムやブラシを使用して汚れを落としてください。
汚れが落とせたら、靴クリームを塗って保湿します。
人間の皮膚と同じで、適度な保湿は大切なんです。
全体のブラッシングを行いつつ、光沢感を出したい場合は、爪先や踵を中心に磨き上げます。
スエード素材の場合は、専用の保湿リキッドなどを使用し、全体を保湿します。
優しくブラシをかけてあげることで、滑らかさをキープできます。
また、防水スプレーをかけておくと、スエード表面を水がはじくので、汚れなどの付着を軽減することが出来ます。

「見えない所も忘れずに」

アッパーに気を取られがちな革靴ですが、ソールもやはり大切です。
もし、ソールが乾燥して硬くなってきている感じがしたら、ソール専用の保湿液などで保湿しておくと良いでしょう。
また、コバのスレやキズが目立ってきたら、コバ専用の着色剤コバインキもございます。
様々な色があるので、お持ちの靴のコバの色に合うものを探してみてください。
アッパーが綺麗でも、コバが傷だらけでは少し残念ですね。
コバにしっかりと色が入っていると、一気に上品さが増しますよ。
靴紐も汚れていたら、汚れを落とすか交換してしまいましょう。
間違っても切れてしまいそうな靴紐はNGです。

ソールが傷んでしまったらどうする?

これだけしっかりメンテナンスしてきたのに、それでも擦り減るソール。
こればかりは仕方ありません。
でもお気に入りの紳士靴ならまだまだ履きたいですよね。
アッパーは綺麗なのに、ソールが・・・。なんてこともありますよね。

軽度の場合

ソールの擦り減りが軽度で、レザーソールの表面が擦れた程度であれば、上からハーフラバーソール加工などをする事が出来ます。
既にラバーを貼っていた場合は、ラバーの擦り減りに応じて張り替えることが可能です。
ヒールも同様で、踵のゴムの擦り減り程度であれば、ゴム部分の交換で済ませることが出来ます。

使用感や劣化が強い場合

ソールの減りが著しくなってきた場合は注意が必要です。
中央に大きな穴が開いてしまった場合はもちろんですが、中央部分を指で押すとプニプニと柔らかく凹むような場合も注意が必要で、そろそろ限界超えますよ、のサインです。
ここまで来たらオールソールを考えても良いかもしれません。
オールソールとは、簡単に言えばソール自体を取り換えてしまう事です。
費用は掛かりますが、例えば15万する革靴をソールが減ったからと言う理由だけで処分してしまうのはもったいないですよね。
しかも、アッパーはすごく綺麗な状態だったりするものです。
そんな時に、オールソールを行う事で、足に馴染んだ革靴をさらに愉しむことが出来るんです。
最近では安価な革靴などが注目され、忘れられがちですが、しっかり手入れしながら使う事でかなり長い期間使うことが出来るアイテムなんです。

加えて、ヒールもゴム部分の減りだけでなく、ゴムを通り越してヒール本体が擦り減ってしまっている場合や、ヒールを通り越してソールの材質までも減っている場合は、ヒール自体の交換、またはオールソールの検討が必要かもしれません。
困った時は専門店などに相談してみるのも良いかもしれません。

オールソールの場合、どんなソールがあるの?

では、いざソールが限界を迎え、「オールソールしたい!」となった時に、迷わないためにオールソールについても知っておきたいですね。それなりに費用と時間が掛かるので、後悔の無いようにしたいところです。

レザーソール

まず、レザーソール。
エドワードグリーンやジョンロブなど、高級紳士靴のソールを交換する際などに使用されますね。
価格20,000円位~

ダイナイトソール

次は、ダイナイトソール。
もっとも有名なラバー系ソールと言えるかもしれません。
高いグリップ力と耐久性を備えています。
価格15000円位~

リッジウェイソール

次に、リッジウェイソール。
こちらも人気のラバーソールの一つ。
表面の波上の盛り上がりが中央付近に集まっていることで、横から見るとコバのラインがすっきりとするんですよね。
少しドレッシーな仕上がりがお好みならお勧めです。
価格15000円位~

ヴィクトリーソール

こちらはヴィクトリーソール。
このソールは、グッドイヤーウェルテッド製法の靴用にデザインされたフルラバーソールです。
歩行時のグリップ・歩きやすさ・デザイン等、様々な角度から考えらて作られていて、ソールパターンが小石などを拾う事が無く使い勝手の良いソールです。
価格15000円位~

クレープソール

次は、クレープソール。
クラークスのソールとしてお馴染みの柔らかい質感のソールですね。
価格12000円位~

コルクソール

最後は、コルクソール。
あまり馴染みの無い方も多いかもしれませんが、実は多くのブランドでも採用されてきた歴史のあるソール。
ゴム素材の中にコルク片を散りばめることで、軽量化とグリップ力を高め、耐久性と耐油性に優れたソールになっています。
その為、ワークブーツなどで採用されてきました。
価格12000円位~

ソール交換て、何回出来るの?

オールソールも色々な方法があるんですね。
玄人になってくると、チャーチやクロケット&ジョーンズのクレープソールのシューズを、リッジウェイソールに変えてみたり、レザーソールを、ダイナイトソールに変えるなんてことも出来るかもしれません。
専門の修理店で相談いただけると色々と愉しめるかもしれませんね。
で、オールソールは何回出来るのかと言うお話。
色々なサイトで紹介されており、何が正しいの?と言った感じですが、製法にもよりますが1~3回位が良いのではないかと思います。
靴底をウェルトを介して縫い合わせるグッドイヤーウェルト製法であれば、状態にもよりますが複数回は交換が可能で、イタリア靴などで多いマッケイ製法と比べると多く交換できる可能性が高いです。
いずれもコンディションや、普段の使い方によっても変わってくるので、これも専門店で見ていただくと良いでしょう。

お勧めの靴修理店は?

想い入れの強い革靴を直してもらうという事で、信頼感てすごく大切ですよね。
確かな知識や、経験のある靴修理店であればしっかり対応してもらえると思います。
中でも、自身も実際に利用させていただいている、Rifare(リファーレ)さんであれば、色々な相談に乗っていただけますよ。
皆さん専門的な知識を有されておりますし、とても気さくに話してくださいます。
今後、お直しした靴を皆さまにもご紹介できればと考えておりますが、仕上がってきたシューズは、いつもとても綺麗です。
細かいところまで丁寧に作業されているのがわかります。
ぜひ、靴の修理で困っていることがあったら、足を運んでみてはいかがでしょうか。