2022年8月15日

SHOES

大切な靴を長く履く為におすすめのシューケアグッズ

大切な靴を長持ちさせるには、日頃のケアがとても大切。
ここでは、その靴ケアに必要な、おすすめのメンテナンスグッズをご紹介しています。
お気に入りの高級靴は信頼あるグッズでお手入れしたい所ですが、『何を選んだらいいの?』という方が多いのが事実。
そんな方々のために、世間の評判にのみならず、靴磨きが大好きなスタッフが実際に使った感想を交えて、各ブランドのマストアイテムを紹介していきます。
適切なメンテナンスを施すことで、自身が手放す際にも高く売ることが出来るだけでなく、次に使う方も、また同様に長く使い続けることが出来るんです。

おすすめシューケアグッズブランド3選

この3メーカーを使っておけば間違いなし

世界には沢山のシューケアメーカーがありますが、特におすすめなのはこの3ブランド。
お値段は少しだけ高めですが、お気に入りの靴を委ねるなら全然気にならない程度。
どのメーカーもそれぞれ特徴がありますので、使い比べてみるのも◎ですよ!

1, M.モゥブレイ

かつて180年に渡りヨーロッパ随一のシュークリームブランドとして君臨していた、MELTONIAN(メルトニアン)の系譜を受け継ぐM.モゥブレイ。
プロのシューファクトリーやシューブランド、靴愛好家の方々から数多くの支持を得ているシューケアのトップブランドです。
代表的な商品であるデリケートクリーム、アニリンカーフクリーム、シュークリーム等は、イタリアの皮革タンナーや靴メーカーの聖地の一つであるトスカーナ州の古いファクトリーで作られています。 大型機械での大量生産が一般的な現代では珍しい、熟練の職人による頑固なまでのハンドメイド的製法を堅持して、欧州の靴クリーム作りの伝統と品質を現代に受け継いでいます。
近年でも、日本のファクトリーにて独自製法で開発したステインリムーバーやモールドクリーナーなどをラインナップに加えるなど、品質、伝統、革新をおこなうシューケアブランドとして日々進化し続けています。
「靴磨きのプロのみが使える商品ではなく、一般の方でも容易に使用できること。」を目指し、世界中の靴愛好家から高い信頼を得ています。

2, サフィール

レザー製品からファニチャー、アンティークなどのケア用品を幅広く製造・販売している、世界を代表するメーカーであるフランスのAvel社が手掛ける「SAPHIR」。
1925年のパリ万国博覧会での金賞受賞など、名門ブランドとして永く愛され続け、オリジナルブランドの製造だけでなく、世界中の多くの有名・高級ブランドのレザーケア商品をOEM生産しています。
継続的な研究と皮革製品や靴業界における世界的なトップブランドとの密接な協力関係により、サフィール・ノワール(MEDAILLE D’OR)は、「プロフェッショナル」のためのレザーケア用品としてつくられました。最高品質のテレピン油やビーズワックス、カルナバワックス、ラノリン、ミンクオイル、ニートフットオイル、植物性油分などの天然原料を厳選し、極限までその配合比率を高めた調合は、ハイエンドクラスの皮革製品のケアに求められる品質と性能を完璧に満たしており、仕上げやメンテナンス用として世界的に有名なシューメーカーやレザー製品メーカーで採用されています。

3, コロニル

ドイツ・ザルツェンブロット社製造のブランド、コロニル。
“皮革に優しい・人体に優しい・環境に優しい“をコンセプトに掲げるコロニル製のシューアイテムは、品質の高さのみならず環境に配慮した商品作りにおいても高い評価を受けています。
コロニル社の歴史は、1909年にカールエッセルとポール、ウォルターザルゼンブロッド兄弟が、スウェーデンのオイル生産者の為にレザーオイルを樽からビンに詰めていた時代に遡ります。
二人はブランドネーム“コロニル”の下で靴やシューケア用品を売り始め、その高いクォリティが評判を呼び、高品質なシューケアブランドとして世界100カ国以上で愛用されるまでに成長します。
私たち日本人の生活と精神には、自分の所有する物に愛情を注ぎ、大事にする習慣が根付いています。
コロニルは、この文化的習慣を尊重し、レザーケア・シューケアを通じて、ライフスタイルとして再提案・再発見することで、精神的な豊かさをご享受していただくことを目標としています。

日頃のお手入れには

M.モゥブレイ ステインリムーバー


M.モゥブレイ ステインリムーバー

靴の表面の汚れや古いクリームを落とす為の乳液状のクリーム。汚れや古いクリームを落とすことで浸透性が向上し、表面の通気性や光沢感を維持することを目的に作られたのがこのステインリムーバーです。軟水をベースに作られたソフトな汚れ落しですので、汚れ落ちが抜群でかつ皮革に優しいお薦めの靴用クリーナーです。

【スタッフコメント】
それこそ何本も使い切るほど愛用しているリムーバーです。ベタ付きが少なくサラッと仕上がるので、アッパーのみならず色々な部分の汚れ落しに使用できます。雨の後ににじみ出てくる白い汚れもきれいに落ちますし、染みにもなりにくいので淡い色の靴にも使っています。リムーバーと言えばコレというくらい、絶大な信頼感があるアイテムです。

M.モゥブレイ デリケートクリーム


M.モゥブレイ デリケートクリーム

皮革製品用栄養クリームです。ゼリー状のソフトなクリームですので伸びも良く皮革製品にしっかりと浸透し、皮革の潤いと柔軟性を保ちます。スキンケアで言えば乳液のような保湿クリームで、皮革に深く浸透し、ひび割れから皮革製品を守り長持ちさせます。ベタ付かず自然な仕上がりは、素材の持ち味を引き出しソフトレザーに最適です。

【スタッフコメント】
長期保管の靴やリムーバー後に保湿の為に使っています。油分が抜けた皮革がしっとりツヤツヤになりますので、これだけで自然な光沢感を生んでくれます。無色のクリームなので、どんな靴にも使いやすい点が大変便利です。万能性で言えば、デリケートクリームの中でもトップクラスだと思います。

サフィール シュークリーム


サフィール シュークリーム

高い保湿・栄養効果によって、革の劣化を防ぎながらも、同時に補色を行える乳化性クリームです。色のりの良い顔料を多く配合し、美しい色を取り戻しキズ、色あせをしっかりカバーします。80色以上のカラーラインナップからピッタリの色をチョイスでき、2色以上を混ぜ合わせ好みの色を作り出すこともできます。天然素材にこだわり、革に悪影響を及ぼす合成樹脂やシリコンなどを一切使っていないのも嬉しいポイントです。

【スタッフコメント】
カラバリも非常に多く、色が入りやすいので、微妙な色合いの靴やバッグにはこちらを愛用しています。これだけで保湿と補色を同時に行えますので、基本的なケアにはこれで十分事足りています。「こんな色のクリームは無い」と諦めていた方は、一度サフィールのお店に足を運んでみても良いと思います。靴屋さんはもちろん、百貨店やショッピングモールでも色々と取り扱っていますよ。

サフィール スエード&ヌバックスプレー


サフィール スエード&ヌバックスプレー

スエードやヌバック等の起毛革用のスプレーオイルです。アーモンドオイル配合の栄養を補給し柔軟性を与え、美しくシルキーな毛並みを保ちます。また優れた補色効果も高く、しっかりと色が入るので、スエードにありがちな白い色あせもしっかりカバー。撥水性もあるので、雨や油分から起毛革表面を保護します。

【スタッフコメント】
スエード靴はこれ一本で足りるほど、長いこと愛用しています。理由は色がしっかり入る事。スエードはさほどメンテナンスに気を使わないですが、通常使用による色あせと薄汚れだけはきちんとケアしないとみすぼらしくなってしまいます。色が抜けてきたなというタイミングでスプレーしてあげると、補色と同時に栄養補給もしれくれるので、普段使いにとても便利。撥水効果もありますが、雨の日に余裕で履けるほどではないので、別途防水スプレーも使用すれば尚安心です。

KIWI ポリッシュ


KIWI ポリッシュ

KIWIワックスで磨かれたオーストラリア軍兵のピカピカに光るブーツを見た他国の兵から口コミで話題となり、瞬く間に世界に広まったという、靴ワックス界の大御所。通田タイプとプレステージタイプがありますが、プレステージは数年前に廃番になってしまっています。基本どんな革にもお使いいただけますが、油性のワックスになりますので、スエード、エナメル、合成皮革、エキゾチックレザー等の革には、使用を控えた方が賢明です。

【スタッフコメント】
シルバノラッタンジの付属品としても使われるくらい信頼あるポリッシュ。色々なポリッシュを使いましたが、光らせる事に関してはやはりKIWIが頭ひとつ抜けているように思います。注意点としては、トゥとヒール以外には極力使わない事、一気に塗らず薄く何度も塗る事、蓋はしっかり閉める事。蓋が半開きだと、水分が抜けてバリバリに割れてしまいますよ。また蓋の中央にピンホールが空いてる場合がありますが、これは湿気や空気の逃げ道として開けている穴で、製造過程におけるものです。不良品ではありませんのでご安心ください。

大切な靴へのご褒美には

M.モゥブレイ プレステージ クリームナチューレ


M.モゥブレイ プレステージ クリームナチューレ

全て天然成分で作ったナチュラルな乳化性クリーム。栄養、ツヤ出し、潤い、耐水効果が高いクリームで、有機溶剤は一切使用していないので革にも環境にもとても優しいナチュラルテイストのクリームです。シダーオイル、パームオイル、ビーズワックス等の天然油脂を主成分としたハイグレードライン皮革用クリームです。

【スタッフコメント】
革の光沢を引き出してくれるようなナチュラルな風合いを得れるクリームです。テラテラと光る感じではなく、さらっとした自然な光沢感を得れるので、カーフ以外にも、例えばコードバンやリスレザー等にも使っていました。プルっとした質感で、靴に付けてそのまま伸ばしやすいので、使いやすさも◎です。ラインナップには色が付いているものもありますが、あまり補色性は高くないので、靴色とクリーム色がそこまで近くなくても気にせず使えるので重宝します。

コロニル 1909シュプリーム クリームデラックス


コロニル 1909シュプリーム クリームデラックス

あのディアマントの後継品として誕生した1909シュプリーム クリームデラックス。皮革への浸透力の高いシーダーウッドオイル、ラノリンなどの天然オイルを配合した皮革のための最高級栄養クリームです。バランス良く保革・栄養効果、柔軟性を与え、補色性にも優れています。皮革内部へゆきわたることで微細な皮革繊維に潤いを与え、深みのあるしっとりとしたツヤが生まれ、フッ化炭素樹脂が撥水効果をもたらせます。

【スタッフコメント】
コロニル ディアマントは本当に優れた商品で、全幅の信頼をもっていた栄養クリームでした。廃番になってとても悲しかったのですが、後継品1909シュプリーム クリームデラックスが出てくれたので胸をなでおろしています。使用した感じはディアマントを彷彿させる素晴らしい出来栄えですが、匂いは全く変わりました。ディアマントが少しまろやかな香りだとすれば、こちらは少し苦みのあるシダーのようなダンディな良い香り。質感も少し違って、少しプリン状だったディアマンテに対し、こちらはもう少しトロっとした質感で使いやすいです。自然に生まれる美しい艶やしっとり感はさすがで、革が生き返るのを楽しむことが出来ますよ。

ワンランク上のケアなら

ベネチアンシュークリーム


ベネチアンシュークリーム

海外の革靴マニア達から口コミで広まリ、オールデンやコードバン好きには必携のシューケア用品として高い人気を誇る「VENETIAN CREAM / ベネチアンクリーム」。
コードバンからクロムエクセル、カーフ、カウハイド、ガラスレザー、エキゾチックレザーまで幅広く使用できる皮革用のクリームです。ろう、油脂、有機溶剤をベースとした乳化性クリームで、通常のワックスと異なり1本のクリームで、「クリーニング」「保湿」「つや出し」の3種類の効果のある便利なシューケアグッズです。 レザーに栄養と潤いを与え、美しい光沢を出し、擦り傷を防ぐコーティング効果もあります。

【スタッフコメント】
コードバンのケアにピッタリと評判だったため購入したベネチアンクリーム。確かにオールマイティーなクリームで、扱いが難しかったオールデン等のコードバンにもよく合います。コードバンは、このベネチアンクリームかコロニルのディアマント(現在は1909シュプリーム)を使っており、透明感のある美しい光沢感が表現できます。光沢感やしっとり感に差はありますが、どちらも自然な光沢感と革の柔軟性を得れる非常に良いクリームです。売っているお店が少ないのが難点です。

コロンブス アドベーズ


コロンブス アドベーズ

銀面と深いキズを埋めるのに最適な補修用クリームです。傷穴にクリームを塗りこみ、固まったら削って表面を整えるという、革製品用パテのようなアイテムです。密着性・屈折性に優れているところが靴用ならではで、他のアドベースと混ぜる事もできるので、より近い色合いを表現できます。

【スタッフコメント】
『やってしまった・・・』というレベルの傷は、傷周りを削って均したとしても隠し切れない場合が多いです。そんな時はコレがおすすめで、プラモデルのパテ感覚で使えるので、深い傷はまず埋めてしまいましょう。しかし木やプラスチックのパテとは違って、レザー自体が柔らかく繊維もきれいに削げないので、丁寧に作業される事をお勧めします。出来栄えは、細心の丁寧さでやれば満足いく結果になると思いますが、パッパっとやろうとするとあまりきれいに仕上がりません。もちろん、深い傷のままよりは見栄えが良くなると思うので、使ってみる価値は十分にあると思いますよ。

M.モゥブレイ レザーマニキュア


M.モゥブレイ レザーマニキュア

スムースレザーのキズを簡単に補修できるレザー用塗料です。定着がよく、しっかり色が付きます。ハケつきのマニキュアタイプなので、手を汚さずに簡単に塗ることができます。塗料系補修剤ですので速乾性に秀で、色移りの心配ありません。豊富なカラーラインナップで、複数色を用いてより近い色合いを出すことが出来るのも優れたポイントです。

【スタッフコメント】
手軽に塗れるコンパクトなサイズ感のマニキュア型塗料です。小ぶりな刷毛で塗るだけなのでかなり使いやすく、ちょっとの色抜けや小傷は充分対応できます。注意点は、塗り始めと塗り終わりで色が微妙に違うという事。乾燥すると色が少し浅くなることがあるので、それを踏まえてお使いいただくと良いと思います。それとライトブラウン等の浅めの色は、色合わせが非常に難しいので、初心者はお控えいただいた方が賢明です。まずはブラックから始めて、次にダークブラウンといったように、感覚と経験値を上げて、順序良くステップアップしてください。

お勧めグッズ おまけ


ストールマンテラッシ製ムートンポリッシュグローブ

こちらは15年近く前のストールマンテラッシ製ムートンポリッシュグローブです。靴磨きはネル等で乾拭きして終わることが多いですが、ネルだと拭き残しもあったりして実は結構面倒。だから両面使えるこのようなポリッシュグローブがあるととっても楽ちんなのです。使い込むうちに靴の油分がグローブに移り、これで磨くだけで自然な艶が出るようにもなります。今はポリエステル製の物が主流ですが、天然ムートンは使い込んでもへたらないですし、先述のようにグローブ自体も成長してくれます。靴でも合成皮革と天然皮革の差があるように、グローブにも大きな差がありますので、やはり天然ムートンをお求め頂くのが良いと思いますよ。

まとめ

革は人類最古のエコ素材と言われています。それは、革が食肉の副産物であることに加えて、世代を超えて使用できる素材の一つであるからです。
お手入れをしっかりしていくことで、もはや半永久的と言えるほど長く使えるのが、この革という素材なのです。
しかし、どんな革でもメンテナンスを怠ると劣化が進みますので、信頼あるメンテナンスグッズを使って日頃からしっかりケアすることが大切です。
『気に入った靴を育てながら末永く使う』。良い靴であればあるほど、その愛情も多いはずです。
今はその手入れ方法や道具も充実しているので、是非気に入った道具を揃えて頂き、楽しく靴磨きをしてみてください。
それが大切な靴を末永くお使いいただくために、一番大切なことなのです。

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  • フランスの老舗「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)」どんなブランド?

2022年8月15日

SHOES

フランスの老舗「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)」どんなブランド?

繊細でエレガントなデザインと高い機能性で人気を博す、フランスの老舗革靴ブランド「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)」。
ブランドアイコン的なロングセラーモデル「180 シグ二チャーローファー」やカジュアルからドレスまで幅広くこなせる「641 ゴルフ」等、不朽の名作を世に送り出しています。
1891年から続く歴史のある、日本でも広く浸透した有名ブランドだけに、「どのような歴史や拘りがあるのか…」「どんなモデルが人気なのか…」など、意外と知らずに履かれている方もいるのではないでしょうか。
そこで、ジェイエムウエストンの特徴や評価されているポイント、定番のモデルなどをご紹介いたします!

J.M.WESTONってどんなブランド?

jmweston

ジェイエムウエストンの歴史は、19世紀の終わり、エドゥアール・ブランシャール氏がフランス、リモージュ地方に男性・女性用靴の工場を創立したことから始まります。
創業から間もなくして加わったエドゥアール氏の息子、ユージェーヌ氏は、アメリカで用いられていた近代的な靴の製法に注目しており、マサチューセッツ州ボストン近郊のウエストンでグッドイヤー製法を学びます。
ユージェーヌ氏はパリの競馬場で、実業家のヴィアール氏と出会い、ブランドとしてのあり方、技術、志を共にし、それをブランドの礎としてショップをオープン。
ブランド名は、グッドイヤーウェルト製法を学んだアメリカの地にちなみ「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)」と名付けられ、クルセル大通りにパリ1号店、シャンゼリゼ通りに2号店をオープンします。
定番の180ローファーが伝説的な人気を博すことで、フレンチトラッドのアイコンとして世界中で愛されました。
2001年からはミッシェルペリー、2018年からはオリヴィエ・サイヤールがアーティスティックディレクターになり、これまでの伝統的なデザインと、今のトレンドデザインを融合させることで今まで以上の高い評価を受けています。

J.M.WESTONの魅力

ここからはジェイエムウエストンが人気を博している理由を、項目ごとにご紹介いたします。

魅力1 タンナーを所有している数少ないシューズブランド

ジェイエムウエストンのシューズに使用されるレザーは、上質なことで広く知られていますが、その理由がタンナーを所有している数少ないシューズブランドだからということはご存じでしたか?
タンナーとは、「皮」を鞣すことで加工可能な「革」にする仕事を指しますが、タンナーの腕次第で、革の良し悪しが変わってきます。
自社でタンナーを抱えているブランドは世界的に見てもかなり珍しく、ジェイエムウエストンではアッパーのレザーは勿論、ソールに使うレザーにも自社タンナーで鞣したレザーを使用しています。
シューズに合わせて必要なレザーを調達する事が可能という点が、最上級のレザーを使用できている最大の理由です。

魅力2 堅牢なグッドイヤーウェルト製法

jmweston

高級紳士靴ブランドがこぞって取り入れている、代名詞的なグッドイヤーウェルト製法ですが、リブテープで接着しないグッドイヤーウェルト製法は、ジェイエムウエストンならではの拘りです。魅力はなんといっても履くほどにだんだん足に馴染むこと。履けば履くほど足を包み込んでいく最高のフィット感は、このブランドが支持され続ける理由の一つです。
そして、他の製法に比べても耐久性・耐水性に優れているところも魅力です。複雑な縫合による耐久性の高さ、靴の内側から外側につながる部分がないため、靴の内側まで雨水が入ってきにくいというのも特徴です。ソールは雨に濡れて傷みやすい部分ですが、この製法の靴はソールを交換しやすい構造になっているので、傷んだら交換することができるのもうれしいポイントですね。
伝統的な製法によって生まれる堅牢なつくりが、長年大切に愛用できる要因なのです。

魅力3 豊富なウィズ展開

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ジェイエムウエストンの大きな魅力のひとつとして、他のブランドに比べてウィズ展開が豊富な点が挙げられます。既製靴はウィズを自由に選択できないことも多い中、万人にフィットする革靴を作り上げる為に4mm刻みでサイズがラインナップされています。単純にサイズのラインナップが豊富なので、自分の足にフィットするサイズに出会えるのはかなりの魅力ですね。甲幅が広く、本来よりも大きいサイズを選ばなければならない人や、逆に幅が狭くアッパーの羽根が閉じてしまう人も、豊富なウィズ展開によって最適な一足を見つけやすいのが人気の秘訣です。

魅力4 手放す時も買取価格が高い!

jmweston

ウエストンの魅力として、もう一つ。
それは中古相場が高いという事。靴は履かなくなってしまった時、人に譲ったり、捨ててしまったりするかと思いますが、大切に履いてきた革靴となれば、その価値のわかる人に、引き続き大切に使用してもらいたいところ。
しかも、それなりの価格で購入しているので、出来るだけお金に換えることが出来れば嬉しいですよね。
ジェイエムウエストンは、数多のシューズブランドの中でも、圧倒的とも言える知名度とブランド力を備えたブランドです。
その為、中古市場でのニーズが大変高く、その人気ぶりは同じくシューズブランドのエドワードグリーンジョンロブオールデンなどにも負けず劣らずです。
この後にもあげる定番モデルのシューズはもちろん、ロゴが刷新される前のいわゆる旧モデルなどでも高価買取が可能な点も人気の証です。
実際にお買取でお送りいただく際に、数十年前のシューズをお送りいただくこともございます。
現在も変わらず人気のシグネチャーローファーなどは、古い物であっても変わらない人気と買取価格を保っています。
この他にも、希少モデルと言われるシューズも存在しており、これらは買取価格がさらに高くなる傾向がございます。
例えば、「#677 ハントダービー」や「クロコダイルやリザードを使用した180ローファー」、「限定カラーのシューズ」などがあげられます。
「#677 ハントダービー」は、ウエストンのクラシックスタイルを代表するモデルで、靴底をノルウィージャンウェルト製法で仕上げた無骨な顔つきの一足。
こちらのモデルでコンディションが良い場合は、10万以上の買取価格が見込めるんです。
クロコダイルやリザードを使用したモデルや限定カラーなども同様に高くなりますので、詳しくはお気軽にお問い合わせください。

まず押さえたい、人気定番モデル3選!

180 シグ二チャーローファー

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ジェイエムウエストンの歴史と切り離せないアイコンシューズ「180 シグニチャーローファー」。1946年に誕生したこのローファーは、当時他にはない独自のシルエットで一世を風靡しました。その完成度の高さと普遍的な佇まいは様々な履きこなしを可能にしてくれます。デザインは至ってシンプルで、コインローファーの王道デザインであるハーフサドル仕様。シンプルだからこそ、素材の美しさや細部まで拘りが感じられる「究極のベーシック」と呼ぶにふさわしい一足です。上品な雰囲気を醸し出しつつ、気軽に履ける抜け感もプラスしたい方にお勧めです。

641 ゴルフ

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カジュアルからジャケパンスタイルまで幅広くこなせるダービーシューズの名作「641 ゴルフ」。有名なゴルファーからインスパイアされて作られたもので、歩行に適したソール、雨に強いアッパーなどから別名「ジャーナリストシューズ」とも言われています。Uチップで丸みのあるトゥデザイン、用いられた素材感、そしてグリップの強いソール。これらの要素から、アクティブなシーンもこなせる汎用性の高さに魅了されること間違いなし。文字通り「10年履ける」永遠の定番モデルなので、流行に左右されず末永く愛用頂けます。程よくボリューム感がありつつ、様々なコーディネートに合わせやすい一足をお探しの方にお勧めです。

598 ロジェ

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「ゴルフ」や「ハント」に比べ細身のエレガントなスタイルが、スーツとの相性も良いハーフハント、通称「ロジェ」。スプリットトゥダービーという名前で展開していましたが、今はハーフハントという名前に統一されました。カジュアルになりがちなUチップの中でも、ロングノーズ気味の美しいトゥラインでスタイリッシュな雰囲気を醸し出しており、重厚感がありながら程よくボリュームを抑えることで様々なシーンにマッチする仕上がりとなっています。ビジネスからカジュアルまで幅広く着用したい方にお勧めの一足です。

素材選びも重要なポイント!

レザーの違いによって一味違った雰囲気がお楽しみ頂けるのもジェイエムウエストンの魅力の一つ。先述した通り、シューズに合わせて最適なレザー選びが出来ているので、同じ定番モデルでも違った表情が感じられます。
モデルで選ぶだけでなく、シーズンやコーディネート、シーンに合わせた素材を用いた一足を選ぶことで、ワンランク上の洒落感が演出できますね。

ボックスカーフ

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多くのモデルで使用されている定番のボックスカーフは、きめの細かい上品な光沢感が魅力的。洗練されたボックスカーフを使用した一足は、宝石のようなエレガントさがプラスされるとともに、よりウエストンのつくりの良さを際立たせてくれます。磨くほどに光沢感が出てくるため、手入れ次第でより高級感が増していくのもうれしいポイント。ジェイエムウエストンでは、ゴルフやハーフハントをはじめ、多くのモデルで使用されているため、ひとまず素材選びに迷ったらボックスカーフで間違いない素材です。

グレインレザー

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ナチュラルな風合いが魅力のグレインレザーは、なんといっても美しいシボ感が魅力的。細かな凹凸によって立体感があり、革本来の柔らかい表情が楽しめます。カントリーシューズに良く用いられる素材であるため、耐久性が高く傷が目立ちにくいのも特徴的。履きなじみがよく、独特な艶感を持っているため、カジュアルなコーディネートに合わせたい方にお勧めです。ジェイエムウエストンでは、ローファーやゴルフ等で使用されており、オフシーンの装いに一足揃えておきたい素材です。

スエード

jmweston

コーディネートに柔らかなニュアンスを与えてくれるスエードレザーは、定番の素材でありながら一味違った雰囲気をプラスしてくれる素材です。ピカピカに磨かれた革靴はもちろん魅力的ですが、飾らない休日スタイルには風合いあるスエード素材もお勧めです。柔らかく足馴染みもよいため、比較的リラックスした履き心地がお楽しみ頂けます。デニムやチノパン等とも合わせやすく、様々なコーディネートに取り入れやすい汎用性の高さも魅力的です。ジェイエムウエストンでは、ローファーやブーツ等幅広く使用されており、カラーが豊富なのも選択肢が広がって◎ですね。

ロシアンカーフ

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トナカイの皮を原料に帝政ロシアでつくられていた幻のレザーをモチーフにした、ジェイエムウエストンのロシアンカーフ。ボックスカーフに比べるとオイルの含有量が多く、肉厚でふっくらとした質感が特徴で、耐水性に優れています。ブラックのゴルフといえばロシアンカーフを使用したモデルが定番でしたが、革の製造が安定しないという理由で廃盤になっており、現行ではハントダービーやヨットで使用されています。ロシアンカーフを用いた廃盤のモデルは特別感があるので、出会ったら要注目な素材ですね。

ソフトカーフ

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油分が多く含まれしっとりとした質感の「ノヴォカーフ」の後継的な位置づけのソフトカーフ。ノヴォカーフはロシアンカーフ同様、製造が安定しない為か現在使用されていない素材となっています。ボックスカーフとは違った風合いを持っており、その名の通り履き心地もソフトに仕上がる素材感です。ハーフハントやエスパドリーユ、ローファー等に使用されており、カジュアルなアイテムにもマッチする履き心地の良さが魅力的な素材です。

ジェイエムウエストンまとめ

いかがでしたでしょうか?
ブランドの歴史から定番モデルの特徴まで、お分かりいただけましたか?
この他にも様々なモデルや素材の組み合わせがございますので、お好みの一足を最適のサイズ感でお選び頂ければ「一生モノ」になること間違いなしです。
王道的なデザインで、上品なカジュアルスタイルにぴったりな一足をお探しの方には「180 シグ二チャーローファー」。
アクティブなシーンもこなせる、幅広いコーディネートに合わせたい方には「641 ゴルフ」。
スーツとの相性も良い、エレガントな雰囲気を楽しみたい方には「598 ロジェ」がお勧めです。
まずはこの定番3モデルを押さえつつ、コーディネートやシーンに合わせて素材の違いをお楽しみ頂くと、ジェイエムウエストンの様々な「良さ」がよりお分かり頂けると思います。
自分に合った一足を見つけて、ワンランク上の足元のおしゃれをお楽しみください。

FAQ   よくある質問

J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)のよくある質問

 ジェイエムウエストンで特に価格が高くなるモデルなどはございますか?


シグニチャーローファーやゴルフ、ハントダービーなどの人気定番モデルはもちろんですが、コードバンやリザード、クロコなどを使用したアイテムも特に高価買取となります。

 ジェイエムウエストンは旧ロゴや古い物でも買取してもらえますか?


もちろん可能です。年代物でもお探しの方が非常に多くおりますので、出来る限りお見積りさせていただきます。コンディションなどにもよりますので、是非一度お問い合わせください。

 ジェイエムウエストンの靴は、事前に靴磨きなどのメンテナンスは必要ですか?


特にその必要はございません。但し、出来る限り綺麗なコンディションの方が、良い状態と判断出来る場合がございます。

 海外で購入したジェイエムウエストンや別注モデルも買取可能ですか?


もちろん精一杯お買い取りさせていただきます!ショップの別注モデルや、フランス本国での購入品なども高価買取させていただきますのでご安心ください。

 どこも高価買い取りをうたっていますが、本当に高いのですか?


弊社はクラシコイタリアやトラッドなどブランド買取専門店になりまして、長年の経験から販売力と知識を有しております。「分からないから安く買う」のではなく、「売れる自信があるから高く買う」というスタンスで、業界最高値を目指しております。

 ジェイエムウエストンのシューズは、サイズやウィズなどで安くなってしまいますか?


極端に大きかったり、細かったりする場合は、価格に影響する場合がございます。但し、リタリオリブロでは多くの需要がございますので、出来る限り高価買取出来るよう努めさせていただきます。

簡単、便利な買取方法

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2022年8月4日

CLOTHES

大人の新マストアイテム “カプリシャツ”のオススメブランド

春夏に強くおすすめしたいアイテム、それはカプリシャツです。
夏はTシャツとポロシャツ任せになってしまいがちですが、カプリシャツは大人の色気やリラックス感を演出できるとっておきアイテムなのです。
清潔感と上品さ、リラックスしたムードを兼ね備えているので、大人の休日コーデにピッタリ。
日本ではまだ浸透しきっていないアイテムなので、着たことがないという方も多いのではないでしょうか?
そんなカプリシャツのおすすめブランドや、着こなしのポイントをご紹介します。

カプリシャツって何?

カプリシャツとは、イタリアのリゾート地であるカプリ島の休日着をイメージしたプルオーバーシャツのこと。
『こなれた大人感』を演出できるアイテムとしてイタリア等でも高い人気を誇っています。
デザインの特徴としては、プルオーバー型のシャツで、胸元のボタンはループ型のボタンホールが1つか2つ、裾にはスリットを配して軽快に仕上げたスタイルが王道のデザインです。
素材はリネンが基本ですが、最近ではコットンやデニム素材等も展開されています。
とにかく涼しくてこなれた雰囲気なのが特徴で、特にリネン素材だと清涼感と吸水性も備えているので、高温多湿の日本の夏にもぴったりなのです。

カプリシャツの着こなしポイント

街着として優秀

カプリシャツという名前の通り、当然海やリゾートにはよく似合います。
そして、そんな潮風薫るシャツは、実は街着としても非常に優秀。
形はしっかりシャツなので、Tシャツよりずっと上品に見えます。
その為、カジュアルなスラックスもよく合いますし、子供っぽくなりがちなショートパンツも、大人の余裕を感じさせる絶妙な雰囲気に仕上がります。
また、袖が5部や7部丈のモデルも多いので、自然と洒脱な雰囲気になるのも魅力です。
おすすめは、やはりショートパンツを合わせた夏らしいコーデ。
ショートパンツは膝上丈の設定が望ましく、軽快な雰囲気のカプリシャツとよく合います。
長めの丈だと、せっかくのリゾート感が損なわれてしまうかもしれません。

足元にもこだわりたい

そして足元は、グルカサンダルのようなかっちり感のあるレザー素材のサンダルがおすすめです。
ビーチサンダルだと本気の海仕様になってしまいますし、スニーカーだと洒脱さが失われてしまいます。
サンダルじゃちょっとラフすぎるという場合は、ローファーという選択肢もありです。
その場合はボトムスをスラックスやデニムに変えて、全体をリラックスコーデからきれい目コーデにシフトチェンジするのが望ましいです。

簡単に着こなす為には

素肌に着るのが基本のカプリシャツ。
ですが、胸元が空いたデザインなので少し艶っぽくなりすぎる場合もあるので注意が必要です。
そんな時はシャツと同色系のタンクトップを合わせるのがおすすめ。
同色系にすることでシャツとの一体感が生まれ、中のタンクトップを『あえて見せている』という雰囲気になり、艶っぽさも緩和されますよ。

おすすめのブランド10選

せっかくカプリシャツを着るなら、本物のシャツを着てみてはいかがですか?
イタリアでもナポリ系のシャツブランドが数多く展開していて、その作りやデザインバランスもやはり秀逸です。
こちらでは、カプリシャツの作りとデザインに秀でたイタリアのシャツブランドをご紹介します。

1.Mario Muscariello / マリオムスカリエッロ

マリオ・ムスカリエッロ(Mario Muscariello)は、ジュゼッペ・ムスカリエッロによりナポリ近郊、ナポリサルトの聖地といわれる町サン・ジョルジオ・ア・クレマーノで創業されました。現在の工房は1964年に創業しましたが、その系譜は1870年代に活躍したシャツ職人である初代に遡る歴史ある一族です。ドレスシャツ(9工程)、ウォッシュドシャツ(5工程)、フェイクポロ(5工程)、カプリシャツ(4工程)を展開。ドレスシャツの9工程-袖ぐり、カフス、襟、前立て、カミチェリアボタンホール、ボタン付け、ヨーク、カンヌキ、ガセット-は全て手縫いで縫われています。ボタンにはオーストラリア産の本物の真珠貝を使用し、Zampa di Gallina(鶏の足)と呼ばれるナポリ伝統のステッチング技法でボタン留めが施されています。

2.BARBA / バルバ

「Kiton」創始者の甥であるアントニオ・バルバが1964年にナポリで創業したシャツメーカー「BARBA」。当初は小さなシャツメーカーとしてナポリの一部の人々のためだけに生産を行っていましたが、洗練されたスタイルとクオリティ、テキスタイルが好評を博し現在ではイタリアをはじめ世界中のショップで展開されています。伝統的なナポリシャツのハンドメイドのスタイル(袖付け、襟付け、ボタンホール、ボタン付け、カンヌキ、ムーシェ)等、美しさと耐久性を同時に実現した拘り抜いたブランドです。

3.giannetto / ジャンネット

ジャンネットはイタリアンサルトの技術をベースに、厳選した素材やハンドメイドの工程を駆使して作られるシャツブランドです。美しさとゆとりを併せ持つ身体に沿うフィッティングと、イタリア屈指の高級海岸リゾート”ポルトフィーノ”の美しい自然の景観や、リラックスした心地良い雰囲気からインスピレーションを受けたエレガントでラグジュアリーなテイストを、モダンな日常着として提案しています。

4.CIRIELLO / チリエッロ

1982年にヴィンチェンツォ・チリエッロがナポリで創業したシャツ工房です。2006年より初めての自社ブランド「CIRIELLO」の展開を始めます。昔ながらの味のある手縫いと細かなミシンワークや軽やかな衿にこだわった彼らのシャツは、繊細で艶やかな雰囲気を醸し出しています。当初はチリエッロ夫妻と数人の職人だった工房も、今では息子と娘を含めた家族を中心として30人規模の工房にまで成長します。以前はLuigi Borrelli 社やKiton社のシャツを生産しており、下請工場として他の様々なメーカーより確かな信頼を得てきたブランドです。

5.GUY ROVER / ギローバー

1967年創業のイタリアを代表するシャツブランド「GUY ROVER」。オールマシンメイドによる最高級のシャツを提供することをコンセプトとして、非常にコストパフォーマンスに秀でたドレスシャツを発表しています。サルトリアの技術を、現代のシャツにいかに反映できるか試行錯誤を重ねGUY ROVER(ギ・ローバー)のシャツは作られています。グッチやエトロ等のOEMも請け負っているだけあり、非常に高いクォリティを誇るブランドです。今では世界中の数多くのセレクトショップで扱われています。

6.BORRIELLO / ボリエッロ

1980年、Clelia Borrielloによりナポリの近郊バーラで小さなワークショップを設立。Cleliaのアイデアと卓越した技術はビジネスとして成功し、以来、ボリエッロは典型的な高級シャツメーカーとしての地位を固めました。高品質な生地、独自のパターン、新しいスタイルの追求は最高級のシャツブランドとして多くの人を魅了しています。

7.Massimo d’Augusto / マッシモダウグスト

伝統と経験に基づいたナポリ仕立てのシャツを提案するイタリアシャツブランド。1954年に工房ができてから、生産の90%以上のシェアを占めているのがリネンシャツという珍しいブランドです。ここまで拘りのあるファクトリーブランドは世界でも類を見ません。優雅さと実用性を備えたシャツは熟練の職人によって仕立てられ、ステッチやボタンホールなど細部までこだわって生産されています。厳選した麻素材を使用した着心地の良さと、伝統と流行が絶妙にミックスされたアイテムを発表しています。長年に渡り高級リゾートに向けたコレクションは圧倒的な信頼を得て、多くのファンから熱い支持を受けています。
Massimo d’Augusto

8.GIANGI / ジャンジ

1970年創業のナポリのシャツメーカー「アフィニート社」のブランド「 GIANGI (ジャンジ)」。ナポリの伝統的なハンドメイドの技法にこだわり着やすさと色気を兼ね備えたシャツ専業のメーカーで、「 PIETROPROVENZALE (ピエトロ・プロベンザーレ)」 等のブランドも手掛けています。そんなアフィニート社がリーズナブルな価格設定のためにマシンメイドも取り入れて展開を始めたカジュアルシャツラインがこの GIANGIです。イタリア語で“ダンディー”を意味するGIANGI。生地から縫製までメイド・イン・イタリーでという、シャツに対する誇りとこだわりを持ち続けています。

9.Bagutta / バグッタ

1939年に創業した老舗シャツメーカー「Bagutta バグッタ」。CIT社が展開し卓越した技術により、多くの有名ブランドのシャツを OEM生産し、1978年にはジョルジオ アルマーニのシャツを手掛け、その名は 広く知れ渡りました。今ではラルフローレン パープルレーベル、バランタイン カシミア等のシャツを生産しているほど。70年以上の歴史に裏付けされたク ラシックに現代的な解釈をくわえ、数多くのブランドのシャツ作りを支えるなかで得た、時代を捉えるフレ キシブルな発想とそれを具現化する技術力にあります。

10.LUIGI BORRELLI / ルイジボレッリ

1957年イタリア・ナポリで創業された、ナポリシャツを代表する名門ブランド「ルイジ ボレッリ」。ナポリの伝統を受け継いだ卓越した仕立て技術と良質な素材選 び、個性ある色彩で現在ではシャツをはじめスーツ、ジャケット、ブル ゾンそして靴にいたるまで幅広いアイテムを展開しています。ナポリの熟練の職人によるハンドメイド仕立てと高品質な素材を使用し、柔らかさが必要となる様々な部分をハンド縫いにしております。そのクォリティはイタリアを代表とする最高級スーツブランド「KITON/キートン」にも認められ、キートンのスーツに合わせるシャツの一つに、このルイジボレッリを名指しするほどです。

カプリシャツを高く売るには?

使用感の度合い

まず第一に、使用感がどれくらいあるのか。
これは当然ですよね。目立つ汚れや色あせが出てしまった衣類は、やはり着用する方のニーズも下がってしまう為、買取価格への期待も薄れてしまいます。出来る限り綺麗なコンディションであることは、どんなブランドであっても共通しています。

サイズ補正の有無

高級シャツなどで良くあるのですが、袖丈を補正したり、ネーム刺繍を施したりする、オリジナルの仕立て。
これ自体は大変素晴らしい事で、こんなところまでしっかりとこだわってお召し物を新調できると言うのは、憧れを抱く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、実際に手放すとなるとちょっと話が変わってきます。
オリジナルのサイジングにカスタマイズされた衣類や、ネームの入ったものは、次に使う人を限りなく狭めてしまいます。
もし、高く売ることまで考えて購入する物であれば、出来る限りプレーンな状態でお使いいただくのが賢明です。

デザインの違い

デザインによる買取価格の差は、とても悩ましいところ。
と言うのは、こだわりを持って高いシャツを買うのなら、少し他とは違うデザインや、派手な物を買うのもありかな?なんて思う事もございますよね。
ただ、奇抜な色やデザインのモノになってしまうと、やはりニーズが下がってしまう傾向がございます。
出来るだけシンプルで汎用性の高い物の方が、買取価格としては高くなる傾向がございます。
はじめはちょっとつまらないと感じるかもしれませんが、シンプルな方が、飽きずに長く使えるかもしれませんね。

適度なメンテナンス

1番目の内容につながりますが、コンディションを良く保つために、クリーニングや自宅での洗濯を行うなど、適度にメンテナンスをしていただく必要がございます。シミや汚れが深く染みついてしまうと、落とすのが困難になる場合がございます。

出来るだけ早めの売却を!

いつか着るだろう。
そう思ったまま数年が経過し、気付いたときには首や肩などが変色してしまっている。
お買い取りをさせていただいていると、そんなことが度々ございます。
コンディションの変化は着ていなくても起こっているんです。
また、トレンドの変化が少ないジャンルとは言え、デザインやサイジングなどは、少しずつ変わっています。
着なくなったシャツは、早めに売却する方が、買取価格が高くなる可能性が高まります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今まで手を出してこなかった方も、カプリシャツのイメージが湧いてきましたか?
カプリシャツというと、なんだかコーデが難しそうと思われがちですが、全然そんなことはありません。
シャツ素材のポロシャツを想像いただければ、イメージから大きくずれることはありませんよ。
裾はスクエアカットが主なのでバランスもとりやすいですし、インナー次第で雰囲気も変える事ができます。
ひとつ注意するなら、サイズはジャストサイズに近い方がそれっぽいということ。
近年オーバーサイズでのコーデが主流になっていますが、カプリシャツはプルオーバーなので、元々がゆったりシルエット。
その為、そこからまたサイズを上げてしまうと、やや子供っぽい印象になってしまい、せっかくの『こなれた大人感』が失われてしまいます。
まずは透け感の少ない濃色のリネン素材から始めて、慣れてきたらホワイトカラーや別素材にチャレンジするのが良いと思います。
本当に快適でオシャレなシャツなので、是非一度お試しください。

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