2022年1月24日

CLOTHES

ジャケット選びのコツ まずは“素材”から

一言でジャケットと言っても、素材によって用途や印象が全然変わってきます。
ビジネスシーンではウール素材が基本ですが、そのウールだけでも様々なバリエーションがあって、どれを選べば良いのか悩んでしまいます。
そこで、具体的にどんな素材があって、どのようなシーンに適しているかを紹介していきます。

お勤めの企業別 こんなジャケットがおすすめ

近年はどの企業もカジュアル化が進んでいるようですが、
それでもやはり“身だしなみ”を考慮したコーディネートが大切です。
相手に敬意を払う意味でも、お勤め企業の雰囲気にあったジャケットをお選びください。

基本スーツだけどジャケパンもOKの“固め会社”なら

基本はスーツだけど、ジャケパンでも大丈夫といった具合の
かっちりした会社にお勤めの方は、こんなジャケット素材がおすすめ。

ウール・ホップサック

ホップサックはビールの原料の「ホップ」を運ぶための麻袋のことで、ざっくりとした格子状の編みが特長のウール生地。粗目の織り感で、さらりとした肌離れのよい通気性の良い生地です。ギャバやポプリン程ドレッシーではなく、春夏秋の幅広いシーズンに使えるのも嬉しいポイントです。
ウール・ホップサック


カシミア

「繊維の宝石」と呼ばれるカシミア素材。過酷な環境下で生活するカシミヤ山羊の毛なので、軽く滑らか、そして非常に暖かいという特性をもちます。極細繊維による美しい光沢感をもった素材で、滑らかなドレープ感が非常に上品な印象です。ドレッシーな装いにぴったりの、見た目も中身も最高級のジャケット素材です。
カシミア


ウール・フランネル

フランネルとは、ウールの織物に縮絨を施した温かみのある厚手の生地。ウール素材の織物特有のちくちく感がなく、やわらかく、肌馴染みが良いことがポイント。冬の代名詞的ウール素材なので、季節感のある温かな雰囲気をお楽しみ頂けます。
ウール・フランネル


ある程度カジュアルダウンOKの“自由な会社”なら

きれい目の恰好をしなければならないけど、ジャケパンも全然OK。
ノータイやポロシャツも大丈夫なくらいのカジュアルさの企業ならこんなジャケットがおすすめ。

ウールジャージー

ウールを「織り」ではなく「編み」で作った素材がウールジャージー。糸目が伸びたり縮んだりするので、織り生地よりも伸縮性が高く快適です。ストレッチウール素材と違い生地が伸びませんので、型崩れもしにくいのも魅力です。
ウールジャージー


ツイード

ウール素材をざっくりと織った、カントリー色の強いツイード素材。重厚な見た目ゆえドレッシーではありませんが、伝統的な素材の為、だらしない雰囲気にはなりません。冬限定素材なので、季節感のある洒落た雰囲気をお楽しみ頂けます。
ツイード


コットン

コットン素材は、ワークジャケットに使われることも多い耐久性がある素材。ざっくりめの固いコットン生地はカジュアルな印象が強いですが、高番手でしなやかなコットン生地ならウールのジャケットに近い上品な印象になります。
コットン


ジャケット着てればOKの“ラフな会社”なら

一応ジャケットは着るけど、ボトムスはデニムでも大丈夫。
だらしなくない限り、ラフな恰好が許される企業にお勤めなら、こんなジャケットがおすすめです。

リネン

ざらっとしたタッチで、通気性が良いため夏素材として多様されるリネン素材。繊維が一定の太さでなく、不揃いに太い糸が混ざっている所がカジュアルな印象。シワになりやすい素材ですが、これがこなれた印象を醸し出せるのが魅力でもあります。
リネン


ウォッシュドコットン

マシンで洗いをかけて、味わい深い雰囲気を与えたコットン素材。USED加工のデニムなどと同様で、カジュアルな印象に仕上がります。それでもテーラード型であれば、全体のかっちり感は失われませんので、ラフなジャケットスタイルにぴったりです。
ウォッシュドコットン


ポリエステル・ナイロン

速乾性や耐久性に秀でたポリエステルやナイロンの化学繊維。しわにもなりにくく、ヘビロテで着れるのが嬉しいポイント。シャカシャカした素材感のものがほとんどで、スポーティーで軽快な雰囲気になります。
ポリエステル・ナイロン


その他にこんな素材のジャケットも

個性を追求したいあなたは、こんなジャケットもいかがでしょうか?

コーデュロイ

コーデュロイとは、糸をよこパイル織りにしたあと、パイル(輪奈)を切って毛羽を立たせた綿織物。たてにコード状の畝が入り、遠目ではストライプのように見えます。カントリー色の強い素材ですが、伝統的な素材の為、だらしない雰囲気にはなりません。冬限定素材なので、季節感のある洒落た雰囲気をお楽しみ頂けます。
コーデュロイ


シアーサッカー

収縮力の違う2種類のたて糸を用いる事で、波状の縮みしわがストライプのように入った織物のこと。薄地かつ軽量でありながらしっかりと肉感を感じられるボリュームもあり、ジャケットとしても使いやすい素材。放湿性も高く清涼感があるので、夏のカジュアルジャケットとして重宝します。
シアーサッカー


デニム

藍色のたて糸と白のよこ色で形成され、表面を染めるロープ染色という製法で作られる厚みのあるツイル織りのコットン生地。生地が摩耗することで内側の白地が見えてくるのがデニム生地の特徴。エイジングもお楽しみいただける面白い素材ですが、労働着がベースの為、かなりカジュアルな印象になります。
デニム


ベロア

非常に柔らかく、美しい光沢感と滑らかな肌触りをもったビロード生地です。光の具合で表情を変える、なめらかなドレープを作り出すのが特徴です。ジャケットで用いれば実にエレガントな雰囲気になりまして、パーティーでも充分に活躍するほど。最近はカジュアルでの着用も当たり前で、幅広いコーデに使えるのが魅力の素材です。
ベロア


テーラードジャケットの魅力

テーラードジャケットは、少し堅苦しさもあり、気軽に着れるアイテムでは無いかもしれません。
でもその分、かっちりとした雰囲気を醸し出し、知的で上品な印象を与えてくれます。
当社調べでは、ジャケット着用時は3割増しで見えるなんて話も・・・。
ビジネスのみならず、オフの日もどんどん着ていくのが正解だと思います。

フロックコートを起源に英国で生まれて100年以上。
今尚形を変えずに残っているテーラードジャケット。
紳士服でそこまでの歴史を持つ服は、他にどれだけあるでしょうか。
それだけこのテーラードジャケットは、変える必要がない完成された形であり、
長年人々に愛されてきたという事でしょう。

多少の窮屈さや動きにくさなんて、“大事の前の小事”です。
テーラードジャケットをしっかり着こなすことが、
本当の“素敵なオトナの男性”なのではないでしょうか。

ジャケットのお買い取りはリタリオリブロ

リタリオリブロのジャケットは、世界の一流ブランドが勢揃い。
キートンエルメスルイヴィトンなどの最高峰のブランドはもちろん、
ベルベストイザイアラルディーニなどのイタリアを代表する人気ブランドまで、
幅広くお買い取りさせていただいております。
買い替えやクローゼットの整理の際は、リタリオリブロのお買い取りサービスがお勧めです!
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